2者以上のやりとり場面の手話通訳でよくありがちなのが,聞こえてきた話だけどんどん表出していって,通訳の受け手にはどちらが何を言ったのか全くわからず,話の筋もつかめなくて混乱してしまうことです。ここでは逆ポーランド記法を使った計算式について,教員が学生に問いかけ,学生がこれに答える形でやりとりが進行しています。モデル通訳では視線の方向や肩の向きで教員/学生の発言が区別できるようになっていますが,この他,発言の冒頭に指差しで発言者を指し示すやり方で,発言者がわかるようにすることもできます。
2者以上のやりとり場面の手話通訳でよくありがちなのが,聞こえてきた話だけどんどん表出していって,通訳の受け手にはどちらが何を言ったのか全くわからず,話の筋もつかめなくて混乱してしまうことです。ここでは逆ポーランド記法を使った計算式について,教員が学生に問いかけ,学生がこれに答える形でやりとりが進行しています。モデル通訳では視線の方向や肩の向きで教員/学生の発言が区別できるようになっていますが,この他,発言の冒頭に指差しで発言者を指し示すやり方で,発言者がわかるようにすることもできます。