数式を使った説明談話

数学の授業ではこのように数式を使って問題の解き方の解説がなされることがあります。ここでは,「D=Rである任意の関数は,偶関数と奇関数の和に一意的に分解されることを示せ」という問に対して,数式を用いて解説しながら分解を行っています。スライドに示されている解答よりもさらに詳しく板書を使って説明されることもあります。「定義域」「代入する」「e」「o」「移項する」などの意味は最低限押さえておかないと解説の意味がつかめません。その上で,適宜スライドにある数式を指し示したり,それで不十分な場合は手話で数式を表現したりしながら,解説を訳出していきます。「e」「o」や「1」「2」といった数字の位置が違うだけで不正確な訳出になってしまいますので注意しましょう。

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